6月8日(日)に八ヶ岳の麓、山梨県北杜市で開催された「スリーピークス八ヶ岳2014 One Pack Line 38k」に参加してきた。

前回のブログ、大会の概要や意気込みなどはこちら。
http://hashiredomonoboredomo.blog.jp/archives/7681870.html

出走受付が前日の6月7日(土)のみ、午後2時前に会場に到着。出走受付を済ませ、午後2時30分からの競技・コース説明会に参加した。(本来は午後2時からの予定だったが、中央道通行止めのため30分繰り下げられた。)
下の写真でパネルを掲げているのは山本健一選手、マイクを持った方がコースディレクターの小山田さん。お二人の絶妙な間合いを持った掛け合いのトークに爆笑の連続。こう名付けました「爆笑コース説明会」(!)
この説明会で大会の雰囲気が分かったし、コース状況もよく理解できました。(笑)

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明けて翌朝4時に起床。目覚めて真っ先にカーテンを開けると富士山が見えた。天候は回復。
おにぎりとみそ汁とバナナの朝食を済ませて、ニューハレテーピングを膝や足首に貼り付けた。
午前5時20分前にホテルを出発し駅へ向かう。

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甲斐大泉駅へ向かう坂道を振り返る。浮き上がるように見える富士山。

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味がある駅から会場へ向かう。始発に乗り、最寄りの甲斐小泉駅へは一駅6分。

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スタート1時間前に会場に到着。荷物預けを済ませ、すぐにアップ開始。一旦、駅前までジョグで戻りトイレを済ませて会場へジョグで戻る。会場付近でウィンドスプリントを行いアップは終了。まだ足りないがスタート時間が迫っている。

スタートゲート近くで友人と再会しスタートを待つ。スタート10分前になると最前列にメディアで見たことのあるトップ選手が登場。
ゲスト参加の石川弘樹選手、ヤマケンこと山本健一選手、松本大選手、東徹選手、望月将吾選手、小川壮太選手、奥宮選手、近藤選手、菊島選手と挙げればキリがないほど。こういった選手を間近で見れるのも注目されるレースの醍醐味。

このレースの目標は、大きく出て5時間でゴールすること。昨年優勝の松本選手が3時間51分、5時間ちょうどだと11位相当。初めてのコース、酸素の薄い標高と延々と続く上りに身体がどこまで耐えられるか。
実のところ、調子は良くない。今週に入り急激に調子を落としている。回復に努めたがどうなるか。

さて、時おり晴れ間が見える曇り空のもと、午前7時に38kmのレースがスタート。
スタート後は思ったより抑えめのペースで始まった。スタートから約1kmまではヤマケン選手の近くを走るが徐々に離され見えなくなった。3kmを過ぎたころに石川選手に余裕の走りで抜かれ、また見えなくなった。ここまでは、棒道という武田信玄が信濃攻略するために開削したといわれている軍用道路を走る。やや上り基調でアップダウンを繰り返す。

5kmほど手前から棒道を外れ、防火帯のトレイルを進む。徐々に勾配がキツくなり、走り続けるのがツラくなってきた。歩いてしまいたいが、歩きだすには早すぎる。もっと走らないと目標タイムから遅れてしまう。気持ちとは裏腹に身体が悲鳴を上げ、歩きと走りを交えて進む。このペースで多くのランナーに抜かれてしまった。ツラくなってくると、自分の不甲斐なさを正当化しようといろいろと理由を考え出すようになる。あれこれ考えずに耐え、現状でベストを尽くすしかない。

最初に目指す編笠山展望台の標高は約1800m。2度の急坂を上半身で脚を押し出しパワーウォークで上りきった。すぐに下りが始まり気持ちよく飛ばす。下ると舗装路区間で見事な富士山を一瞬だけ眺めることができた。「お〜スゴい!」

そして、第1エイドの観音平に到着。「やっと着いた〜。」
エイドでバナナとアミノバリューをいただき元気回復。スタッフの方にも元気をもらい、さぁ出発!

スタート〜第1エイド観音平(予備関門)10km地点/1時間12分

さて、ここからこのコース一番の厳しい上りが始まる。その獲得標高は1,000m(!)
ここはひたすらにパワーウォーク。手で膝を押して押して押しまくる。呼吸はゼーゼー、何を考えていたか記憶が定かでない。無我夢中とはこのことか。

勾配はまだまだ急だが、路面が砂利に変わり、周りが急に開けてきた。コース誘導の方に「ここはヘリポートですか?」「そうです。まだ上りは半分です。」「半分!…(絶句)」
晴れていれば、ここは絶景ポイントらしいが本日は霧の中。何も見えない。

周りの植生は完全に別世界。レースでなければ楽しみたいポイントでもあるが、そんな余裕は全く無し。頭を巡るのは、この上りは終わるのかばかり…。
視界に入って来ないが遠くからスタッフの方の声援が聞こえる。しかし、上れども見えてこない。一旦、声が消えたがまた聞こえてきた。さぁ、もう一踏ん張り。力の限り上りきれ。

そして、ついに三ツ頭分岐に到着!ここは標高2,500m。あぁ、キツかった。
しかし、休憩している時間はない。ここは通過点。立ち止まらずに次だ!

第1エイド観音平〜三ツ頭分岐 1時間25分(2時間37分)

ピークを通過してすぐに、河原のように岩がゴロゴロした場所に出た。モヤが幻想的な風景を演出してくれている。立ち止まって写真を撮りたいが急げ、急げ!
急斜面のガレ場を足元に注意しながら駆け下りる。岩は雨で濡れている。土の部分はスリッピーで注意が必要。急げ、急げ~!
ここはひたすら下るのみで標高を下げていく。標高差表で見ると分岐から天ノ河原エイドまでに1,000mも駆け下りた。そりゃ、気温も植生も変わります。
待望の第2エイド天ノ河原に到着! ヤッタ~!
エイドでは、アップルパイとバナナとアミノバリューとマッチをいただいた。ボトルにアミノバリューを補給してもらい、マッチをグイっと。炭酸が嬉しい。

難関はクリアできた。でも予定よりも30分遅れている。次の区間で挽回できるか。行くぞ!

三ツ頭分岐〜第2エイド天ノ河原(第1関門)20km地点/37分(3時間14分)/区間81位

走りだしは気持ちのいい下り、エイドで補給と元気をもらえたお陰でいい感じ。…と思ったのもつかの間、この後は大ピークを越えた脚には厳しくツライ上りが2つも待っていた。
「もう勘弁して~」と言いたくなるようなつづら折りの上り。あれを超えればと考えながら進む。
1つ目の上りは本当に大変。キツかった。2つ目は最初よりマシだが充分にツライ。この2つを越えると、あとは短いアップダウンの繰り返しで第3エイドにたどり着く。

この区間も予定より11分も遅れてしまった。悔しいが巻き返す力は残っていなかった。

前日のコース説明会で。
「第2エイドからの上りは前半で脚を使いきってしまうと厳しい、八ヶ岳横断歩道という優しそうな名前に反して優しくない。」と説明があったが正にその通りだった。仮に前半を走ってないくて脚がフレッシュな状態だったら、気持ちのいい楽しめるトレイルだと思う。

さて、エイドではバナナとアミノバリューとマッチをいただく。マッチを3杯、生き返る〜。(笑)出発前にボトルに水を補給してもらい、さぁ出発!後は下るのみ!

第2エイド天ノ河原(第1関門)〜第3エイド鐘掛松(第2関門)30km地点/1時間41分(4時間55分)/区間79位

エイドを出発してしばらくはフラットなトレイルを行く。エイドでトイレと補給を行っているうちに、抜いたランナーに再度先行されていた模様。また抜いていく際に声をかけていく。「後は下るだけですね。頑張ろう。」

その後、防火帯のトレイルに入ると本格的に下りが始まる。下ればゴール、もうかまわず飛ばす飛ばす。スピードを上げる。脚のダメージが気になるがスピードを上げていける。ロードで走り込みを行った成果だろう。行け〜!

残り5kmほどになった頃だろうか、急に雨が降り始め、まもなく本降りになった。ウェアはびしょ濡れ、シャツもショーツも。まるでシャワーを浴びているようだ。
トレイルは水たまり程度からあっという間に川のようになり、まるで洪水のよう。水のないとこを走れないほどの箇所もあった。迷わず川の中をバシャバシャといく。
ここまで濡れてしまうと、逆にテンションが上がる。楽しくなってくる。「ヒャッホ〜」と叫んでみたり(笑)両手を広げてエアプレーンをやってみたり(笑)疲弊しきっていたのに元気になっている。

そして、最後の力を振り絞り走る走る。残り3km、1kmとゴールに近づく。ロードもどんどん飛ばす。
フィニッシュゲートが見えてきた。猛ダッシュ。ゴ〜〜〜ル!

第3エイド鐘掛松(第2関門)〜ゴール 38km地点/45分(5時間41分)/区間40位

総合73位/男子68位

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上りでは不本意なタイムとなってしまったが、下りでは満足できる走りができた。大雨でテンションが上がってのこの表情。(笑)
写真では分かりにくいが、この時点でもまだまだ大雨。

スリーピークス八ヶ岳トレイル、素晴らしいコース(とてもキツいけど)と温かいオーガナイズとエイドやコース上のスタッフの方々の応援に元気をもらえて走りきることができた。
レースを楽しみ、アフターの観光も楽しめる素晴らしいレース。本当に楽しめた。
また来年も走りたいと思う。来年は今年よりもエントリーが難しくなるだろうけど、また挑戦したい。

自分の走りでは反省点ばかり。レースに身体のピーキングを合わせることが出来なかった。調子が悪いと上りが思ったようには上れない。マラソンとは違いトレランは影響が大きい。
やはり、自分には2週間前から練習量を調整していくことが必要。
8月のOSJおんたけスカイレースには、反省点を踏まえた上で更に強くなって望みたい。



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