去る4月13日にハセツネ30Kに出場、無事に秋の本戦、ハセツネCUPの優先エントリー権を獲得できた。

今年の第6回大会より完走者のうち、男子1000位まで、女子100位までにハセツネCUPの優先エントリー権が与えられることになった。(総出走者数:1,790名 男子:1,573名、女子:217名)
そのため、昨年までなら遠征することはなかったが、今回はその目的のために初参戦した。
次週にウルトラトレイル・マウントフジ(UTMF)を控えているため、①追い込みすぎないこと、②怪我(特に捻挫)をしないことをテーマに臨んだ。

以下にレース当日の諸々を。今後、参加される方にご参考になると嬉しい。

前夜は宿泊したため、受付開始の午前7時前に会場付近に到着。既に大会公認の駐車場(500円、140台ほどのみ)は満車と考え民間の駐車場を探した。まず、武蔵五日市駅前のコインパーキングは既に満車。(ハセツネCUPでも同様)
駅前の信号を渡ったところの不動産屋さんの駐車場に聞いてみると「一日2000円です」「えーーーーっ!、ウソやろ~!」
ワンデイのイベントで2000円は高い。値引き交渉も不可。(昨年のハセツネCUPで利用、その時は2日間で2000円)
ここは諦め、隣の駐車場のお兄さんに聞いてみる。
「駐車料金は1000円です。ここは満車ですが、別の場所をお教えしますよ。」と駐車場の地図をもらいそこへ向かう。
そこはスタート会場から川を挟んだ向かい側にあり、無人でお金を封筒に入れ集金箱に入れるシステム。スタート会場から徒歩5分程度と近く、逆にラッキーだった。

受付会場は、まだ開始直後のため待ち時間無しですぐに受付完了。
会場内のアートスポーツさんの売店でUTMFのジェルやテーピングを購入したり、ニューハレ芥田さんにテーピングを貼っていただいた。(芥田さん、ケアのアドバイスをいただき、ありがとうございました。)

その後は、友人と合流し着替え、荷物預け、ストレッチ、トイレを済ます。そうしてる合間にもうスタート30分前。急いでウォーミングアップを行う。アップについて、ここは周辺が道路が狭く、いい場所が無い。会場の奥へ行くとすぐに急斜面のトレイルになってしまうし、反対側はすぐにスタートゲート。微妙な場所です。
しょうがないので、急斜面手前のトレイルを往復してアップを行った。

この時間になると受付、着替えスペース、荷物預け所、トイレのどこも長蛇の列。早めの行動をお勧め。

あと、トイレについて。ここはペールトイレ(簡易トイレ)のみ。十分な数量があり、なおかつ係の方がいらして、空きがでると誘導してもらえるため、思ったより並ばずに用を済ませられ有難い。初めてペールトイレを使用させてもらったが、やはり慣れない。

さて、レース本題へ。スタートの整列場所は先頭から、招待選手、3時間、4時間、5時間(記憶があいまい)の順に並ぶ。3時間の真ん中から前よりで並んだ。

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細い道なのでギュウギュウ詰め。
スタートコールは、Mr.ハセツネの奥宮選手が登場。気合い入れやトークで会場を和ませてもらった。

そして、午前9時にスタート!
スタート後、住宅地を抜け檜原街道へ入る。1kmほど西へ行くと左折し林道へ向かっていく。林道に入るころから徐々に標高を上げ傾斜がついてくるようになる。みなと区民の森の施設前まではなんとか持ちこたえ、歩かずにランを続けるがそろそろ限界。林道の終点、その先の園芸屋さん通過する頃にはランと歩きを交えながら進んでいく。周りの選手は走り続けている方が多い。皆さん強い。
園芸屋さんの先で右折、ゲートをくぐり園芸屋さんの施設内へ入り、ここからダートが始まる。(ここまではずっと舗装路。)

ここからは、特撮モノの撮影にぴったりのような風景。勾配はキツいうえに、足下は滑りやすい砕石の砂利路面。グリップさせようとするがズルッと滑ってしまう。なかなか前に進まない。
ここを上りきると入山峠へのアプローチの階段が登場。ここで階段待ちの渋滞が始まるが、やっと休める安堵感が当方にも周りのランナーにもあった。(笑)ここまで本当にキツかった…。
これがあるから皆は走り続けたのだろう。ここでの停滞は5分程度だったか。停滞したため呼吸と体力は充分に回復。
昨年までは1人分しかないシングルトラックで酷い停滞だったようだが、今年は2名が並んでいけるダブルトラックに変更されていた。これは有り難い。
階段を上がりきると林の中をトラバースするトレイルを通過し第1関門の入山峠に到着。
ここはハセツネCUPの予備関門で見慣れた景色。

第1関門 入山峠 56分45秒

入山峠から第2関門の篠窪峠仮説登山口までの約10kmはず〜っとロードが続く。初めの2kmは気持ちよく走れる下りが続く。飛ばしすぎず、抑えすぎずに進む。途中に山桜を見ることができ気分転換になった。
分岐を通過するとここからは延々と続く上り。何も楽しくない苦しいロードが続く。
途中で通過順位を数えていた方に「220番!」と「きりがいいっすね! ヒャッホ〜!」とハイタッチ、テンションが上がった。(笑)

第2関門 篠窪峠仮設登山口  53分36秒

ここでようやくトレイルが始まる。ここは中間地点。あとはゴールへ向かうのみ。
テンションを上げていきたいところだが、シングルトラックばかりでなかなか前者を抜けない。抜けるポイントが少なく詰まってしまいペースを上げにくい。
下りは、いつもよりも足下に注意し捻挫をしないように慎重にいった。上りも駆け上がる区間を減らし、出来るだけダメージを残さないように。

第3関門 入山峠 1時間13分13秒

往路に通過した入山峠へまた戻り今熊神社へ向かう。
しかし、入山峠からの激下りで足の着地を失敗し、こむら返りを起こしてしまう。
「う〜、やってしまった〜!」
すぐに伸ばし回復するがこの精神的なショックとタイムロスは大きかった。
この区間も狭いシングルトラックが続き抜きづらい。こむら返りで立ち止まったために、また抜き返さないといけなかった。

今熊神社では所々で参拝者の方に声援をいただき元気をもらえた。
でも、すれ違いでたくさんのランナーが駆け下り申し訳なく思う。

今熊山を下りきるとハセツネCUPで見慣れた廣徳寺。もうゴールはすぐそこ。最後に少しの上りを越えるとゴールゲート。気持ち良くフィニッシュできた。ヤッタ〜!

フィニッシュ 35分50秒

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記録 3時間39分25秒
順位 総合139位
第1関門 入山峠 56分45秒
第2関門 篠窪峠仮設登山口  53分36秒
第3関門 入山峠 1時間13分13秒
フィニッシュ 35分50秒

足を攣るトラブルはあったが大きなトラブルなく無事に完走でき、ハセツネCUPの優先エントリー権を得ることができた。翌週のUTMFに向けての良い追い込み練習になったと思う。
今年の初レースだったこともあり、次へ向けての自信が出来た。

UTMFで使用予定のシューズの使用感やジェルの味と疲労回復度合いが確認できた。
あとはしっかりと身体のケアを行い万全の体調で本番に臨むのみ。

やりますよUTMF!、何があっても絶対に完走!

最後に、事前の目標は3時間30分を切り50番以内のフィニッシュだったが、優先エントリー権が影響し例年より大会のレベルが上がっていた。昨年だと今回のタイムなら70番台。
同じ考えを持った方が多いのだろうし、もっともっと自身のレベルを上げる必要があると痛感した。これは秋の本戦への課題として自力を上げていかないといけない。

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-おまけ-
当方が主催するトレイルランニングツアー、Trail Mix Runningの看板をザックに付けてジミ〜に宣伝中。UTMFもこれを付けて走ります。
もし、見かけたらお気軽に声をかけてやってください。
興味を持っていただいた方は下記のリンクからどうぞ。

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Trail Mix Running は滋賀県から発信する、関西のフィールドを楽しむトレイルランニングツアー。

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