篠山マラソンから6日後の3月7日(土)、まだ疲れが残っているが、愛知県豊田市猿投山(さなげやま、標高629m)で愛知山岳マラソンに参戦してきた。麓の登山者駐車場横をスタートして山頂をゴールとする、距離5.2km、標高差480mのバーチカルレース。誰よりも速く駆け上がった者が勝者となる単純だが熱いレース。

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コースを登山案内図で説明すると、スタートからB地点までが舗装路、C地点からトレイルに入り、D地点の東の宮を通りF地点の山頂へ至る。愛知県で有数のハイカーさんに人気の山。レース中もたくさんのハイカーさんがいらっしゃったが、どの方もレースをご理解いただいているようで応援いただいたり、道を譲っていただいたり。ありがとうございました。ランナーも多い山です。

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会場にスタート1時間ちょっと前に到着すると、駐車場はほぼ満車だった。参加者ばかりかと思えば、ハイカーさんも多数いらした。

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ローカル感漂う受付会場。受付で氏名を伝え、参加料1,000円(破格!)を支払う。ゼッケンではなく、ビブス(ゼッケン入り)を配布され、これを着用して走る。

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友達から聞いていたが、ツキノワグマ注意の看板が。この地域に生息しているんですね!

先週の篠山マラソンの出遅れの反省から、本日は早め早めの行動を。受付後はすぐに着替え早々にアップを開始した。距離が短いだけに、最初から飛ばしていくだろう。舗装された林道で20分ほど心肺を上げてアップを行う。マラソン直後だが、動きだしはいい感じ。身体はまぁまぁ軽く感じる。よし!せっかくのレース。ダメもとでスタートから先頭について行こう。

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アップから戻り、スタート場所へ徒歩移動。スタート直前、昨年優勝のスカイランナーと高校生の談笑。レースはここから始まっていた!?

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前も後ろも速そうな選手がズラリ。よし、やるぞ〜!

レースの作戦は、いけるだけ先頭についていく。目標はシングルで完走。
いよいよ、10秒前のカウントダウン、「10、…3、2、1、スタート!」前列の優勝候補の2人、JST(スカイランニングチーム)のメンバー、高校生に続いて飛び出す。最初は舗装路の林道を上っていくが始めはややゆっくりのペース。次第にペースが上がっていき、第1グループから少し離れる。姿は見えているが徐々に離れていってしまう。悔しいがこれが実力。ベストを尽くせ。

スタートから1kmを過ぎたところでトレイルに入る。のっけから階段だ。階段を駆け上がり、最初のカーブを曲がると視界からトップ集団が消え、JSTの1人のランナーが見えるのみ。
「くそ〜、こうなったら前のランナーは絶対に抜いてやる。」

前者は階段の上りを走りと歩きを交互に上がっていく。僕は歩かない。走れるだけ走る。気持ちが切れないように走り続ける。切れたら終わりだ。徐々に苦しくなる上りを耐えていると前者が近づいてきた。完全にペースは僕が上だ。心肺が上がり呼吸が苦しい。「ハッ、ハッ、ハッ…。」
ここから走りと歩きを交互に繰り返し、ペースを保って進む。前者をパスした。いけ、いけ、いける。

すると、次は高校生ランナーが落ちてきた。前半のオーバーペースでアウトのようだ。彼もパスして一瞬だけ舗装路に出た。でも、すぐに階段が待っていた。

このコースは、垂直移動と水平移動を交互に繰り返す。上りと次の上りをフラットなトレイルで繋いでいる。楽なように思えるが、実はそうではない。フラットになると走らないといけない。しかも、心肺に負担をかけたまま、自分にムチを打つように走る。これがほんとにキツイ。

ここから1人になるが、ふと頭を過った。「コースが分からない。」このコースの経験がないからどうペースを作っていけばいいか分からない。少し不安はあるが、今のペースを保っていこう。

苦しい苦しい上りと水平移動を繰り返しレースは続いていく。もう半分はきたか? 残りはあとどれくらいだろうか? それだけを考えている。途中で誘導スタッフに声をかけてもらうが返す余裕がない。

すると、背後から声をかけられた。「安田さん!」追い上げられていたのを気付かなかった!
スタート前に挨拶を交わした方だった。何と答えたか記憶にないほど、切羽詰まっていた。

「もう大きな上りは終わりです。」「あと70mほど上るだけです。」今思うと油断してしまったのかもしれない。この人はいい人だ。抜いて来ないだろう…。あまりに疲労していたせいか、そう思ってしまった。

東の宮を通過。ここで大きな上りは終わり。まだ僕が前だ。「あと、もうすぐですよ。」

ここからは走れる区間、ペースを上げたいがもう上げれない。その時、背後のランナーがスパートをかけた。万事休す。もう脚が終わっていた。気持ちも折れた。負けた。必死に追いかけるが追いつくはずがない。そして、ゴール。悔しいが完敗…。

先にゴールされたランナーにハイタッチで迎えていただく。聞くと僕は5位だった。悔しさはあるが、達成感と爽快感に満たされてきて充実した時間。これがバーチカルの楽しさであり苦しさ。凝縮された苦しさとの戦いの後には爽快感がやってくる。

記録:31分55秒、順位:5位 

やっぱ、バーチカルは楽しい。今年はこれがくる!

悔しいから来年もここに戻ってきます。めっちゃ速くなってやる!

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ゴールするランナーをハイタッチでお迎え。「ナイスラ〜ン!」「お疲れ〜!」といい雰囲気。

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ゴール直後に山頂で記念撮影。まだ回復してない…。(笑)
あいにくの曇り空で展望は望めず。天気が良ければ、御嶽山が見えるよう。

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まだまだレースは続いているが、このへんで下山することに。優勝のSさんと準優勝のYさんとJST東海のキャプテンとおしゃべりしながら下っていく。皆さんとは今回が初対面だけどもう仲良し。
ここで、Sさんが「もう1本行きますよね?」と「え、え、え〜。行きますか。」本当は1本で帰ってランチを考えていたが、これは行くしかないっすよね!(笑)

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皆さんで「ハイ、チーズ!」皆さん、いい顔してますね!

下りも最初はおしゃべりランだったが、徐々にペースが上がり最後は下りのガチランに。Sさんの超速のスピードに必死に付いていく。下りなのに心肺はマックス。めっちゃキツイ。早く終われ〜!
後続を遥かに引き離している。余裕ありのSさんに食らいつくYさん、必死に食らいつく僕の3人で下りの終点。ロードに出た。はぁ〜、はえ〜。シンドイ。恐ろしいほどのスピード、万が一転倒したらヤバいようなスピード。いい練習になりました。ありがとうございます。
またスゲー方とお友達になれました。いい経験ができました。

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表彰式後に本日のトップ6の5人で「おかわり」のもう1本。こんなことするのは僕たちだけでした。さすがJST。(笑)

最後に差されてしまったのは悔やまれるが、本格的なトレイルシーズン前に上々の滑り出しだと思う。フルマラソン直後を考慮するといい結果かなと。ローカルで小さなレースだが、5位は5位! 今年はいい一年になるぞ! 初戦のOSJ新城32kmまであと数日。やるぞ〜!!!



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2015年4月18日(土)〜19日(日)開催
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①スカイ ランニング スペシャル セッション at 伊吹山(4月18日)
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